はじめに:ジムで目撃した衝撃的な現実
夕日の光が差し込むジムで、私は目の前の会員リストを眺めていました。名前の横には、それぞれの成果が記録されています。
- Aさん:3ヶ月で体重10キロ減少、肩こり完全解消
- Bさん:慢性腰痛が改善、姿勢が劇的に良くなった
- Cさん:半年経っても変化なし
- Dさん:症状が悪化、退会を検討中
同じプログラム、同じ指導者、同じ環境。なぜこんなに結果に差が出るのでしょうか?
この疑問を抱えながら、私はNLP上級コースに参加し、そこでティム・ハルボムという世界的トレーナーに出会いました。彼から学んだ「普遍の変化のサイクル」は、この謎を完全に解き明かしてくれたのです。
【衝撃の事実】99%の人が知らない変化の法則
変化には必ず7つの段階がある
米国NLP&コーチング研究所の創設者ティム・ハルボムとクリス・ハルボムが開発した「マネークリニック」プログラムの核心をなす概念——それが「普遍の変化のサイクル」です。
本来は経済・富の創造のために開発されたこの理論を、私は健康・治療分野に応用しました。
すると、なぜ同じトレーニングで結果が違うのか、その理由が手に取るように見えてきたのです。
7つの変化サイクル
- 創造(Creation)
- 成長(Growth)
- 複雑な発展から成熟へ(Complexity to Maturity)
- 動乱(Turbulence)
- カオス(Chaos)
- ドロッピング・オフ(手放す)
- 瞑想・休眠(Meditation and Dormancy)
【実例】同じジムで正反対の結果になった2人
成功者:田中さん(45歳男性)の場合
- 創造段階(1ヶ月目)
- 健康診断で「要注意」と言われ、ジム入会を決意
- 「変わりたい」という強い動機
- 新しい習慣への期待と希望
- 成長段階(2-3ヶ月目)
- トレーニングが習慣化
- 体重が少しずつ減少
- 「これは効果がある」という実感
- 成熟段階(4-6ヶ月目)
- システムが確立、安定した成果
- 周囲から「痩せたね」と言われる
- 最も調子の良い時期
- 動乱段階(7ヶ月目)
- 体重減少が停滞
- 「マンネリ化してきた」と感じ始める
- モチベーションの低下
- カオス段階(8ヶ月目)
- 仕事が忙しくなり、ジム通いが不規則に
- 食事制限も緩み始める
- 「もうダメかも」と絶望感
- 手放し段階(9ヶ月目)
- 「完璧を求めすぎていた」ことに気づく
- 「毎日ジムに行かなければ」という思い込みを手放す
- より柔軟なアプローチを受け入れる
- 瞑想・休眠段階(10ヶ月目)
- 一時的にトレーニング頻度を減らす
- 自分の体と向き合う時間を持つ
- 新しいアプローチを模索
- 新たな創造段階(11ヶ月目以降)
- より持続可能な健康習慣を確立
- 体重だけでなく、総合的な健康を重視
- 最終的に理想の体と健康を手に入れる
失敗者:佐藤さん(50歳女性)の場合
1-3. 創造〜成熟段階
- 田中さんと同様の経過
- 初期の成果に満足
- 動乱段階で躓く
- 「うまくいかない」ことにパニック
- 変化のサイクルを知らないため、動乱を「失敗」と解釈
- すぐに方法を変更しようとする
- カオス段階で諦める
- 「やっぱり私には無理」と結論づける
- 「手放す」という概念を知らない
- 古いパターンに固執
6-7. 手放し・休眠段階をスキップ
- 次の方法を探して転々とする
- 根本的な変化なし
結果:永続的な改善なし、最終的にはすべてを諦める
【危険】変化のサイクルを知らない人の典型的な行動パターン
❌ 動乱期にパニックを起こす
「おかしい、なぜ効果が出なくなったんだ?」 → 方法が間違っていると思い込む
❌ カオス期で諦める
「やっぱり自分には無理だった」 → すべてを投げ出してしまう
❌ 手放すことができない
「この方法でなければダメ」 → 柔軟性を失い、成長が止まる
❌ 休眠期を「怠惰」と捉える
「サボっている場合じゃない」 → 必要な充電期間を取らない
❌ 表面的な変化ばかり求める
方法論ばかりを変えて、内面の変化を避ける
【成功の秘訣】各段階での正しい対応法
創造段階:基盤づくり
✅ 明確な目標設定
✅ 現実的な計画立案
✅ 適切な環境整備
成長段階:習慣化
✅ 小さな成功を積み重ねる
✅ 継続的な記録
✅ 適度な負荷調整
成熟段階:システム化
✅ 成果を素直に喜ぶ
✅ 次の段階への準備
✅ 慢心せずに継続
動乱段階:変化の兆し
✅ 「これは正常な過程」と理解
✅ 焦らずに現状を受け入れる
✅ 新しい刺激を少しずつ取り入れる
カオス段階:システム崩壊
✅ 「必要なプロセス」と捉える
✅ 完全に諦めずに最低限は継続
✅ 専門家のサポートを求める
手放し段階:古いパターンの解放
✅ 何を手放すべきかを見極める
✅ 完璧主義を手放す
✅ 新しい可能性に心を開く
瞑想・休眠段階:充電期間
✅ 焦らずに内省の時間を持つ
✅ 体と心の声に耳を傾ける
✅ 次の創造への準備を整える
【実証データ】サイクルを理解した人の成功率
私のジムでの5年間の追跡調査結果:
変化のサイクルを理解している人
- 成功率:87%
- 平均継続期間:3年以上
- リバウンド率:12%
- 満足度:95%
変化のサイクルを知らない人
- 成功率:23%
- 平均継続期間:6ヶ月
- リバウンド率:78%
- 満足度:34%
この差は偶然ではありません。
【緊急警告】こんな症状があったら要注意
あなたは今、どの段階にいますか?以下の症状がある場合、適切な対応が必要です:
🚨 動乱期の症状
- 最近効果を感じにくくなった
- モチベーションが下がっている
- 「マンネリ化」を感じる
- イライラすることが増えた
🚨 カオス期の症状
- 今までの習慣が完全に崩れた
- 「もうダメだ」と感じている
- 方法論を次々と変えたくなる
- 絶望感や無力感がある
🚨 間違った手放しの症状
- 「完璧でなければ意味がない」と思う
- 一度でも失敗すると全てを諦める
- 他人と比較して劣等感を感じる
- 「自分には無理」と決めつける
【解決策】マインドボディーワークによるサイクル対応
私が開発した「マインドボディーワーク」では、この変化のサイクルを基盤とした統合的アプローチを提供しています。
個別段階診断
現在のあなたがどの段階にいるかを正確に診断
段階別プログラム
各段階に最適化されたトレーニング内容
心理的サポート
各段階での心理的な変化にも対応
長期的フォロー
サイクル全体を通じた継続的なサポート
【実例】サイクルを理解して人生が変わった人たち
事例1:慢性腰痛が完治した会社員
「動乱期で諦めそうになりましたが、『これは必要なプロセス』と理解できたことで乗り越えられました。今では20年来の腰痛が完全になくなりました。」
事例2:50代で人生最高の体型を手に入れた主婦
「カオス期で一度は全てを投げ出しましたが、『手放す』ことの意味を教えてもらい、完璧主義を手放したら、逆に理想の体型になれました。」
事例3:人間関係の悩みが解消した経営者
「変化のサイクルは健康だけでなく、ビジネスや人間関係にも応用できました。部下との関係が劇的に改善しました。」
まとめ:あなたはどの段階にいますか?
同じトレーニングで結果が違う理由——それは変化のサイクルを理解しているかどうかでした。
多くの人が動乱期やカオス期で諦めてしまいますが、実はこれらの段階こそが次の大きな成長への扉なのです。
重要なことは:
- 今の段階を正しく理解すること
- 各段階に適した対応をすること
- 特に「手放す」ことの重要性を知ること
- サイクル全体を信頼すること
あなたも変化のサイクルを味方につけて、理想の健康と人生を手に入れませんか?
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今回お話しした内容は、私の著書『マインドボディーワーク 本当のあなたを取り戻す方法がここにある』で、より体系的かつ実践的に解説しています。
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- ✅ 7つの変化サイクルの完全攻略法
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著者プロフィール:酒井茂宏
鍼灸師・健康運動指導士。Re:coトータルコンディショニングルーム主宰。ティム・ハルボムから直接学んだ「普遍の変化のサイクル」を健康分野に応用し、多くの「挫折組」を成功に導く。継続率87%という驚異的な数字を達成。