【あるがままに感じたままを感じる】

今回は、感情についてをテーマにお送りします。

とても簡単な内容ですが、

読む人にとっては、難しいと感じられる方もいらっしゃいます。

難しいと感じられた方は、今からお話することは、あなたにとって重要な部分になるかと思いますので、しっかり読んでみてください。

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疲れたら寝て、お腹がすいたら食事する、こういったことは、ごく自然な出来事ですよね。

え!?
そんなこと楽にできたら苦労しない?

では、あなたは、

「人生好きなようにしてもよい」という視点で、

ご自身を評価するなら、10点満点中いくつ付きそうですか?

私は慎重派で、何か行動するとき、

何か悪いことが起きるんじゃないかと、問題の方に目を向けてしまう自分がいて、なかなか好きなようにしてなかったように思います。

自分の好きなことをやりたいようにやれる人、そうでない人

この差は、人生においても大きく変わってきますね。

例えば、禅僧は何年もかかって修行をして悟りを開くそうですが、どんな悟りになるかというと、結局のところ、疲れたときに寝て、お腹空いたときに食事すること、それが生きる喜びであるというところに行きつくみたいです。

何が言いたいかというと、この自分で感じられる部分(先の禅僧の話でいう・疲れた・お腹空いた・ということ)を大切にし、その感じられたものに沿っていけば、自分にとって良い人生へ導かれるものであるということです。

禅僧のように修行して悟りを開くようなことはできませんが、

私がどんなことを密かに探究しているかというと、

・私は私、自分自身の「自分であること」の感覚に気づくこと

・私をどう感じているかを感じること

など

自分自身の感じたままを感じることをしています。

そうすることで、自分の進むべき道が見えてくるようになるし、自分のことなので、自分にとって、とても良い傾向になります。

重要なポイントは、

感情は、私たち自身を守り、基本的な欲求を満たすために、私たちを動かす燃料(エネルギー)になります。この感情を理解することです。

例えば、

・怒りは、自身を守るために動かします。

・恐れは、危険に直面したときに逃げるという行動をとらせます。

・悲しみは、涙を流させます。涙は悲しみを浄化し、苦悩を解決する助けとなります。

・喜びは、自然と笑顔になれます。そして笑うことが出来ます。

さまざまな感情があり、その感情と身体反応は、大脳皮質や前頭前野などの高次によって機能によって処理をされています。

こういったことは、ごく自然と人間に備わっていて、どれも大切なものなのです。

そのなかでも特に『笑う』『泣く』という二つの情動は、人間特有なものであるとされて、私たちが幼いころから持ちうる最も豊かな資源の一つです。

それなのにも関わらず、幼い頃に「大声で笑うな」「おとなしくしなさい」「うるさい」などの言葉で注意を受けてきた人、少なからずいるのではないでしょうか?

泣くことを恥ずかしいことだと教わって育ってきている人もいると思います。

意識して涙を流さないようにしていました。そういった方はいるでしょうか?

怒り、恐れ、悲しみ、喜びを抑圧をし続けると、身体的な問題が発生することが今日の研究データで明らかになってきています。

その症状には、胃腸障害、頭痛、腰痛、首の痛み、肩こり、関節炎、ぜんそく、心臓マヒ、そしてガンなどがあります。また、事故に遭いやすいこともあります。自分を事故に巻き込ませることで自分を罰しているのです。

心当たりのある方はいらっしゃいますか?

もし、そうだとするなら、まず自分の感じたままを感じてみてください。

最初のうちは、狂ってしまった『感じ』を感じることになるため、変に感じるかもしれません。慣れてくれば、ごく自然な反応として『あるがまま』に感じられるはずです。

心の底から笑ったり、楽しんだり、素直に喜んだりできることは、どの時代においても人間のコミュニケーションの発展に多大な影響をもたらしています。

私は最近では、とても涙脆くなりました。これもあるがままを感じられているということでしょう。